ふわねこの母さん生活。

平凡ながら楽しんでいるアラフィフ生活の中で、心を動かされた本や物、出来事などを、気の向くままにおしゃべりしてます。

静かな夜に、心を落ち着かせたい、大人におすすめ

今回のお勧め本は「でんでんむしのかなしみ」です。

 

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国語の教科書に載っていた「ごんぎつね」や「手袋を買いに」などの作者、新美南吉さんの本です。

今思えば、新見南吉さんの世界観に、私は子供の頃から惹かれていたと思うのですが、この本も言葉の中から滲み出てくるものがすごくて、心に響きました。

 

私が読んだ本は、野見山暁治さんの絵でして、大人ならばきっと、この絵と言葉のコラボレーションもなるほどと思えると思います。

他の方は、どんな解釈からどんな絵を描いているのか、それもまた気になるところです。

この本は電子書籍よりも、絶対、紙媒体の本が合うと思います。ざらっとした質感と、紙をめくる時の音、感覚がとても心地よいです。

心がざわつくことも多い時代ですが、「いいね」されないごくごく普通の生活でも、堂々と生きていていいんじゃないかなと思えました。

でんでんむしのかなしみ 国語が楽しくなる新美南吉絵童話集 [ 新美南吉 ]

親の介護のことや老後の資金など、気になり始めたら

親の介護や老後の資金などが気になる方には、「老後の資金がありません」(垣谷美雨 著)がお勧めです。

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私自身そろそろ老後のことや介護も考え始めなければならない年齢になりつつあり、時々関連したテーマの小説や実用書を手に取るようになりましたが、不安が増すばかりで、だいたい最後まで読み切れずにやめることが多いです。

この「老後の資金がありません」は、テーマは深刻ですが、女性のたくましさが光り、希望も湧いてくる良書で、珍しく完読できました。

現実はもっと厳しいのでしょう。でもあまりにリアルすぎても不安しか持てなくなるので、この小説は私にとっては救いになりました。

今日たまたま聞いていたラジオで、「断捨離」の著書のやましたひでこさんが、「将来が見えないことで、将来が不安になる。」というようなことを言われていましたが、本当にそうだと思います。

私のように将来に漠然とした不安を持っている方は、ぜひ一度この本を読んでみてください。

現実的すぎず重すぎず、カラッととしていて、冠婚葬祭に対する著者の考えも参考になる本でした。

 

老後の資金がありません (中公文庫) [ 垣谷 美雨 ]

 

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10連休後のまた週末、ちょっぴり疲れを感じる朝を迎えていた私ですが、同じような思いの方、主婦もきっといますよね⁈

 

そんな気持ちを抱えて、庭の花のみずやりを始めたところ、庭のビオラの鉢で、蝶々が羽をしばらくヒラヒラとさせていました。 羽化を済ませて飛ぶ準備をしていたのでしょうか?

 

私にとってはとても気持ちが和む時間でした。

音楽が流れているような瑞々しい本

2018年2月に発行された、

SEKAI NO OWARIのピアニストのSaoriちゃんこと藤崎沙織さんの本「読書間奏文」を読みました。

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この本は様々な小説と絡めながらのエッセイ集なのですが、繊細で瑞々しい言葉使いで、フランス音楽のような美しさードビュッシーだったり、ラヴェルだったりーそんな魅力を感じ、本からも音楽が流れているようでした。

そして、ページをめくる音が似合う本。

そんな印象を受けました。

 

SEKAI NO OWARIといえば、チームワークの良さも人気のひとつだと思いますが、メンバーや家族のちょっとしたエピソードが書いてあって、ほっこりとした気持ちになりました。

自分のダメさが嫌になる時が私はあるし、他の人に苛立つことも多々ありますが、この本を読むと、個性も表裏一体、いろんな人が存在することが素晴らしいことだなぁと感じました。

 

以前直木賞候補に選ばれた「ふたご」も良かったし、Saoriちゃんには、音楽活動とともに、これからも書き続けていって欲しいです。

 

 

 

海とジイ…ホロリとします

「海とジイ」(藤岡陽子 著)を読みました。

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3編からなるこの本は、瀬戸内海の島が舞台となっています。今回ちょうど電車で瀬戸内海を渡りながら、この本を読んでいたので、まるで映画を見ているような、贅沢な時間を過ごすことができました。

瀬戸内海は普段とても穏やかで、小さな島がポツポツと浮かんでいて、その側を小さな船が行き交っています。晴れている日は本当に美しい景色です。

ありふれた日常を生きる市井の人々の生き様、裏に隠された思いなど、瀬戸内海の穏やかな景色を背景に、作者の温かいメッセージが伝わってくるこの作品、ホロリとさせられました。

新春に読むのにふさわしい素敵な一冊でした。

 

 

小児科医のぼくが伝えたい「最高の子育て」

『小児科医のぼくが伝えたい

最高の子育て』(高橋孝雄 著)を読みました。

 

  

 

 

我が家の子供達は「子育て」というには大きすぎる年齢なのですが、まだまだ参考になる内容がありました。

また学校や学習塾、習い事で子供の指導をしている方にもオススメな一冊です。

 

他の子供ができるのに、我が子ができいない時、親は焦ることがありますが、この本を読むうちに、焦る必要は全くないんだなぁと感じました。

 

子供の教育や進路について夫婦で話すと、我が家は大体意見が分かれてしまいますが、この本を読むと、その理由も理解できるような気がしました。

また「私の運動音痴は遺伝のせいじゃないか」とある時から思ってましたが、この本ではっきりしたので、良かったです😊

 

 


 

 

 

 

 

 

 

こころ彩る徒然草

『こころ彩る徒然草-兼好さんと、お茶をいっぷく』(木村耕一 著 /黒澤葵 イラスト)を読みました。

 

 

徒然草というと、学生時代、国語の授業で、冒頭部分を暗唱した馴染みのあるものだと思います。

私は、教科書でしか読んだことがなかったせいか、四季の風情が書かれている書物だと長年思い込んでいたのですが、この『こころ彩る徒然草』を読んで初めて、それ以外にも、より良く生きていくヒントがたくさん書かれていることを知りました。

吉田兼好は僧侶で、徒然草には仏教の教えが根底にあるんですね。

恥ずかしながら、私は全く知りませんでした。習った頃は、深い内容が理解できないまま覚えるだけで終わってしまいましたが、大人になって改めて触れると、身に染みる言葉が多いです。

 

人生経験を積んだ大人は、きっと共感できて、楽しめる本です。

 


 

 

 

 

 

 

 

だめなら逃げてみる

『だめなら逃げてみる-自分を休める225の言葉』(小池一夫 著)を読みました。

 

だめなら逃げる…という題から「物事からの逃避を促す」ような内容かな?と思い読み始めましたが、そうではなくて、縛られている価値観や、狭くなっている視野を広げたり、視点を変えたりすることで、悩みや不安が和らぐアドバイスが詰まっていました。

一つ一つのテーマに対して、長すぎず、わかりやすいアドバイスが書かれていて、すっと内容が入ってくるのがすごいです。

 

ひとり暮しを始める子供に持たせたいなと思いました。